「政治的傾向テスト・多軸モデル」は、政治学・社会心理学で長く使われてきた複数の尺度の中心的なアイデアを取り入れ、短い自己理解用のWebテストとして再構成したものです。特定の政党や陣営を支持・宣伝するためのものではなく、どちらか一方の政治的立場が正しいと結論づけるものでもありません。
従来の「左派対右派」という一本の軸だけでは、現代政治の多様な立場を説明しきれません。経済的には市場を支持しつつ文化的にはリベラルな人もいれば、経済的な再分配を支持しつつ文化的には保守的な人もいます。こうした組み合わせを捉えるため、本テストは互いに独立した4つの軸を使用します。
政府による市場介入と再分配の程度についての立場を測定します。Political Compassテストが使う経済軸の概念を参考にしています。
家族、アイデンティティ、社会変化に対する態度を測定します。Hooghe、Marks、Wilson(2002)が提案したGAL(Green-Alternative-Libertarian)対TAN(Traditional-Authoritarian-Nationalist)の文化軸概念を参考にしました。
国家権力と個人の自由の間のバランスについての立場を測定します。Altemeyer(1981)の右翼権威主義(RWA)尺度が扱う服従・伝統・強圧的統制への態度概念を参考にしました。
国際協力と自国優先主義の間の立場を測定します。ヨーロッパ政党政治研究で扱われる国家主義-トランスナショナリズムの政策次元の議論を参考にしました。
各質問は5段階のリッカート尺度(全く同意しない〜強く同意する)で回答し、各軸ごとに賛成方向と反対方向の質問を半分ずつ配置することで、黙従バイアス(内容に関わらず同意してしまう傾向)の影響を減らしています。軸ごとのスコアは-100(強い左寄り)から+100(強い右寄り)に正規化され、経済軸と政府権威軸のスコアを使って2次元コンパス上の位置も表示します。
簡単バージョンは軸ごとに4問(合計16問、約5分)でおおまかな傾向を素早く確認できます。詳細バージョンは軸ごとに10問(合計40問)と2.5倍に増え、より安定した結果が得られます。両バージョンとも採点ロジックは同一です。
本テストは学術的に検証された尺度をそのまま使用したものではなく、それらの尺度が扱う概念を参考に新たに作成した質問で構成されています。そのため臨床的・学術的な診断ツールとしては使用できず、結果はあくまで自己理解のための参考情報です。
Q. 結果はサーバーに保存されますか?
いいえ。すべての計算はブラウザ内でのみ行われ、サーバーには送信されません。
Q. なぜ賛成・反対の質問が混在しているのですか?
同じ方向の質問ばかりだと黙従バイアスが結果を歪める可能性があるため、各軸で反対方向の質問を半分配置しています。
Q. 特定の政治的立場を支持していますか?
いいえ。質問はさまざまな立場をバランスよく扱うよう設計されており、結果の説明も特定の傾向を優れているとは表現していません。